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スポーツ / Sports

カルチャー / Culture

ウズベキスタンの人気スポーツ


クラッシュ(クラシュ)

ウズベキスタンでの人気スポーツは、「サッカー」と「格闘技」、大きく分けてこの2択です。サッカー、クラッシュ(クラシュ)、ボクシング、レスリング、柔道、テコンドーの順で、大きな人気を集めています。オリンピックや世界選手権などの国際試合のテレビ番組などでも度々ウズベキスタンの選手を見かけるほど、強豪国の1つです。ソ連時代から格闘技の人気が高く、独立後の今も変わらず人気が高く続いています。

クラッシュは、ウズベキスタンの国技とも言える伝統的・民族的格闘技で、紀元前5~1世紀頃から始まったとされるスポーツです。柔道によく似たスポーツで、結婚式やナウルーズのお祭りの時などにクラシュの試合が行われて人々に楽しまれています。オリピックに出場する柔道の選手は、実はクラッシュ出身だということも多くいます。

スポーツ関係の大会でウズベキスタンが会場に選ばれる理由

特にアジアでのスポーツ関係の国際大会で、ウズベキスタンが会場に選ばれることがよくあります。その理由としては、アジアの中央付近に位置している立地面と、大会会場などのインフラが比較的整っていることが挙げられます。近年でも、2023年3月にAFC U-20(20歳以下)アジアカップがウズベキスタンで行われており、コロナ禍で通常のホーム&アウェー方式での開催が難しい状況であった2022年AFCアジアチャンピオンズリーグも、2つのグループの試合がウズベキスタンで集中開催されました(日本からは川崎フロンターレとガンバ大阪が参加)。
2024年フットサルW杯がウズベキスタンで開催されることも決まっています(アジアでの開催は12年振り)。

ウズベキスタンサッカー

ウズベキスタン代表チーム

サッカーウズベキスタン代表チームは、まだW杯に出場したことはないものの、アジア最終予選の常連です。2014年ブラジルW杯予選では3次予選で日本にも勝利して3次予選を1位通過し、最終予選で韓国、イランと三つ巴となりました。勝ち点で2位韓国に並んだものの得失点差で1点韓国を下回り、最終予選Aグループ3位(2位までがW杯出場)となり、W杯出場まであと一歩というところまで迫りました。

若い世代では世界で結果を残している

世代別代表チームはアジアのみならず国際大会でも結果を残しています。2013年及び2015年のU-20(20歳以下)W杯ではベスト8に輝き、2015年大会で活躍したエルドル・ショムラドフ選手はイタリアセリエA(1部リーグ)のジェノアやASローマで活躍し、現在もセリエAでプレーしています。2023年U-20W杯も、アジア予選を1位で通過して本大会もベスト16まで進みました。

ウズベキスタンでプレーした日本人選手

FKブハラ当時の柴村直弥

柴村 直弥

2012〜2013年 / 1982年9月11日生
ウズベキスタン所属クラブ:FCパフタコール・タシュケント、FKブハラ
ウズベキスタンでプレーした初めての日本人選手。
広島皆実高校2年時に全国高校総体優勝、国民体育大会3位となり、中央大学へ。中央大学2年時には2学年上の中村憲剛と共に関東大学2部リーグ優勝及びベストイレブン受賞。アルビレックス新潟シンガポールでプロとしてのキャリアをスタートさせ、Jリーグではアビスパ福岡でプレーし、徳島ヴォルティスでは主将を務めました。2011年にラトビア1部リーグの名門FKヴェンツピルスへ移籍すると、ラトビア1部リーグ、及びラトビアカップ優勝し国内2冠を達成し、UEFAヨーロッパリーグにも出場。翌年2012年にウズベキスタンの名門クラブであるFCパフタコール・タシュケントへ移籍。パフタコールではAFCアジアチャンピオンズリーグにも出場。その後移籍したFKブハラでは公式戦全試合への出場を記録しました。

佐藤 穣

2014〜2017年 / 1991年3月2日生
ウズベキスタン所属クラブ:FCブニョドコル
前橋育英高校のエースとして全国高校選手権でベスト4及び大会優秀選手に輝き、地元のJリーグクラブであるザスパ草津へ入団。1年目からレギュラーポジションを掴み「ザスパ史上最高のルーキー」と言われるも、海外志向が強く海外へ挑戦するためにわずか1年で退団。アメリカのクラブを経て、日本人で初めてメキシコ1部リーグクラブと契約。ローン移籍でラトビア2部リーグのFBグルベネ2005に加入すると、シーズン途中加入ながら10得点を記録してクラブの1部昇格に大きく貢献しました。その活躍が認められ、ラトビア1部の名門FKヴェンツピルスヘ移籍(柴村とチームメイト)し、ラトビアカップ優勝。UEFAヨーロッパリーグにも出場した後、シーズン途中で同じくラトビアの強豪クラブであるスコント・リガへ移籍しました。ベラルーシのクラブを経て、2014年からウズベキスタンの強豪クラブであるFCブニョドコルへ加入。主力選手としてAFCアジアチャンピオンズリーグにも出場し、2017年までプレーしました。

村松 知輝

2017年 / 1990年7月10日生
ウズベキスタン所属クラブ:PFCマシャール・ムバラク
帝京高校で全国高校選手権に出場し、浜松大学を経て、Jリーグクラブであるカターレ富山へ入団。HONDA FCへのローン移籍を含めて3シーズンプレーした後、カンボジアタイガーFCヘ移籍。カンボジアリーグで数多くのゴールを決め、カンボジアリーグ有数の外国籍選手となった活躍が認められ、2017年にウズベキスタンのPFCマシャール・ムバラクへ加入してプレーしました。

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