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ウズベキスタンの旅と文化の情報広場

スイーツ / Sweets

グルメ / Gourmet

メドヴイック または アサッリ・トルト(はちみつケーキ) / Medovik ・ Assalli Tort

メドヴイックは多層仕立てのはちみつケーキで、ウズベキスタンやロシアなど旧ソ連圏の国々で作られます。歴史は古く200年以上前に当時の皇帝の妻が気に入って以来、一般家庭をはじめレストランや結婚式、誕生日会といった華やかな舞台に登場するようになりました。
日本のショートケーキのような存在です。はちみつはパンやお菓子作りではよく使われて、生地のパサつきを抑えること、しっとりさを与えてくれると言われています。
はちみつの味や香りはバラエティに富んでいるため、使われるはちみつの種類によって風味が変わります。数枚の生地を層状で重ね、サワークリームやカスタードクリームなどを塗り、しっとりした味が楽しみます。
はちみつケーキは、最近はフルーツやスパイスなどにもよく使われ、味のバリエーションが豊富になって来ました。そしてカフェ、誕生日会、結婚式などでもはちみつケーキをベースにした人気の飾り付けでデコレーションされています。

パフラヴァ(ドライフルーツとナッツのクッキー) / Paxlava

ウズベキスタンをはじめとしたユーラアシアの広い地域で人気の焼き菓子です。国によって、さらに家庭によって、作り方が微妙に異なります。
パフラヴァとは「薄い生地」を意味する古いテュルク語の「バクラフ」が語源だと言われていて、11世紀にはすでにこのパフラヴァの原型と思われるお菓子が食べられていたそうです。小麦粉の生地を薄くのばし、ドライフルーツやナッツを挟んで層のように重ねて焼きます。焼き上がったらひし形カットするのが、古くからの伝統です。
ウズベキスタンのパフラヴァはトルコのバクラヴァに比べると、甘さが控えめでドライフルーツ、特に干し葡萄とクルミをたっぷり詰めているのが大きな特徴です。そしてバター入りの生地で作られ、はちみつシロップとのバランスが程よく、生地に練り込んだローストクルミとバターの風味が口いっぱい広がります。

チャクチャク(揚げ菓子) / Chak-Chak

チャクチャクはロシアや中央アジアの地域で人気の伝統お菓子です。チャクチャクは特にタタールスタンやバシコルスタンで人気のお菓子で、郷土料理として認定されています。結婚式やホームパーティー、宗教的な祝日(ラマダン明けの祭りや犠牲祭)などでよく登場します。
卵と小麦粉で生地を作り、生地を小さく丸め、油で揚げた後にはちみつシロップを染み込ませます。少し冷めたところでナッツを散らし、ギュッと押し固めて冷蔵庫に入れて冷やして作ります。ウズベキスタンでは結婚式などのお祝いの席には欠かせないものです。伝統的な結婚式においては、チャクチャクは通常よりも大きなサイズで作られ、キャンディや砂糖で飾り付けをしていることが多いです。

クンジュトリ・ボドム(白ごまでコーティングされたアーモンドの豆菓子) / Kunjutli Bodom

ウズベキスタンで「デザート」と言ったら、果物かドライフルーツやナッツ類や豆菓子が一般的です。その中で一番のおすすめが、甘くて香ばしいこの「クンジュトリ・ボドム」です。容器に入れて持ち歩けるので、ちょっとお腹がすいた時のおやつにも最適です。ビタミンEが豊富なアーモンドと、セサミンが多いゴマなので、健康的なスイーツです。焙煎したアーモンドとごま、カラメルソースの香ばしさがクセになります。

カラレヴィスキ・ヴァツルシュカ(ロイヤルタルト) / Korolevckiy Vatrushka

ウズベキスタンは乳製品の消費率が高い国です。牛乳、サワークリーム、生クリーム、カッテージチーズ、チーズ、ヨーグルトなどをよく食べ、それらを使った料理やお菓子などもよく作ります。
カッテージチーズをたっぷり使ったタルトはソ連時代から作られ、ウズベキスタン人の家庭でよく見かけるスイーツです。季節のフルーツも使い、ヘルシーで上品な甘さで重すぎないのが特徴です。

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