Visit Uzbekistan
ウズベキスタンの旅と文化の情報広場

ウズベキスタン料理 / Uzbek Cuisine

グルメ / Gourmet

ウズベキスタン料理とは?

日本人にとってはとても食べやすく口に合う味です。ソースや多くの種類のスパイスを使わずに素材の本来の味を活かすのが、ウズベキスタン料理の特徴です。雨が少なく乾燥していることから野菜の味が濃く、果物の糖分が高いです。肉についても、草を食べる放牧スタイル、グラスフィードのノンホルモンのお肉なので、味が濃くとてもおいしいです。素材の味を最大限に引き出し、ちょっとしたスパイスとハーブを使ったりしています。
どの料理も味はとても美味しいですが、油を多く使います。日本人にとっては油の多さが胃の消化に影響を与えるので、胃を守り消化を良くするためにも、食べ合わせをぜひ現地スタイルにしてみてください。

中央アジアから見たウズベキスタン料理

中央アジアでは、ウズベキスタンとタジキスタンだけが自然や畑の豊さから農耕文化の国です。
カザフスタン、キルギス、トルクメニスタンは粉・肉・乳製品が主になる遊牧民食文化です。現在は定住して都会化していますが、食に関しての好みは変わらず色濃く残っています。

ウズベキスタンの食文化は、地理的状況から生まれています。ステップ気候の土地もあり遊牧民生活を送る地方や砂漠もあれば、農耕生活を送る山や畑もあるという、豊かな立地条件を持っています。昔から様々な野菜をふんだんに使う農耕民の食文化と、粉・肉や乳製品が豊富な遊牧民食生活が、ちょうどウズベキスタンで融合・影響し合い、独自の食文化が生まれました。

レストランのレベルはサラダの種類で決まる!

ウズベキスタンのレストランに入ったら、まずはぜひメニューを見てみてください。
A4サイズの数ページのメニューに、ぎっしりとサラダの名前が、その次にメイン料理が少し載っています。サラダの種類の多様さでレストランのレベルが決まるのです。フレッシュサラダから、漬物、油彩豊かに使った料理など実に様々なものがあります。
ウズベキスタンは中央アジアで一番味が美味しく、料理の種類の豊かさから、隣や周辺の国からグルメの方が集まります。最近はさらに飲食店の数が増え、競争が激しくなったことが目立ちます。今は料理の味と種類のみでは勝てない時代に入って、飲食店のインテリアや豪華さ、写真映えする雰囲気づくりが流行し始めました。手作業が器用な職人の技術がよく反映されていることが特徴のカフェ・レストランは、より一層インテリアにゴージャスさが増しています。

ウズベキスタンでレストランへ行く際は、食事だけではなく、家具、壁や天井、柱、鏡などの装飾もぜひお楽しみください。すべては職人の手作り作品で、まるで宮殿のようなレストランもあります。
ウズベキスタンの人にとっては、レストランで外食する感覚は日本と異なります。レストランでの食事は大きなイベントで、美容院などでお化粧をするほどドレスアップし、踊りと食事を楽しむ社交的な場で、「レストランでのお食事は、ウズベキスタンの人にとって、まるで一つのリクリエーション」なのです。
大きいレストランでよくあることですが、夜は大音量で音楽が流れ、専属バンドが演奏するところもあります。まるでダンスホールのように、ウズベキスタンらしい華やかな音楽に合わせて踊る人が大勢います。ドレスアップして、地元の人に混ざって踊りと食事を楽しむために、ぜひ夜に大きいゴージャスなレストランに行ってみてください。決まった踊りが無く、踊りは沖縄のスタイルに似ていて、リズムに乗ってフリースタイルで楽しみます。
そして昼間は、食事とおしゃべりを静かにお楽しみいただけます。

お酒の種類も豊富

イスラム教が抑制されていたソ連時代の影響で、お酒も寛容です。
ウズベキスタン産で最も飲まれているビールはタシケントの「サルバスト」で、カールスバーグとの合弁会社で作られています。サマルカンドでは、サマルカンド地ビール「パルサー」の生ビールが、ビアホールで味わえます。
ウォッカを飲む習慣は、ソ連時代からの名残。みんなでウォッカを飲みながらワイワイ賑わうのが大好きなのが、ウズベキスタンの人々。隣のテーブルの人からウォッカを勧められ、いつの間にか一緒に飲んで盛り上がることもしばしばあります。
古くから醸造の歴史を持つウズベキスタンワインは、紀元前から作られていたという説もあり、種類も豊富。比較的甘めのワインが多いですが、最近はフルボディも多く広まっています。ワイナリーでは、ウズベクワインの試飲が楽しめる場所もあります。

SHARE

おすすめ記事